strawberry pictures inc.: 2010年3月アーカイブ

東京諸島・伊豆大島 TOKYO ISLANDS "IZU OSHIMA" 2010/3/21~22 渡辺さん編

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2010.3.17日曜日 早朝:暴風雨

こんにちは、部員の渡辺淳です。
17日は菅原号、18日は前号に乗った私の大島観光レポートです。

東京諸島観光の第2回「大島」、出発の朝は場所によっては雷をもともなう暴風雨。
残念ながら予定していた高速船は欠航なれど、切り替えの大型船かめりあ丸の臨時運行が決まり
とにかく集合時間までに竹芝桟橋に行かなければなりません。

朝6時台、電車も運行見合わせが出ています。
そんな中、羽田空港からモノレールで折り返して来る人、地下鉄を駆使してくる人、
寝たら負けだ!?と徹夜の人、部員の島旅にかける意気込みにはしびれます。

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なんとか予定されたメンバーは無事揃い、
8:30、かめりあ丸は竹芝桟橋を離れ一路大島へ。
観音崎を過ぎたあたりから海上は大時化、船はグラングラングラングランの5時間の旅。
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岡田港に近づいて揺れが収まってきたのでデッキへ出てみると、
う~ん大きい島だ・・やっぱり大島なんだなぁ・・などとベタなつぶやきが聞こえるほど
眼前には深緑の壁、到着しました。
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今回はレンタカー4台に分乗して大島を巡ります。
事務局のすばらしい配慮により、それぞれが乗り込む車はすでに決まっていたので
スムーズに出発、今日は皆で波浮港へ向かう事になりました。

私が乗ったのは部長の運転する1号車。
部長一言『大島を侮ってたかもしんない・・』
道の両側にせまる圧倒的な椿の量、個々の木の太さ・・これが延々と続く続く。
岡田港入港時に見た大きな島がストレートパンチだとしたら、この椿街道はボディブロー、
道に飛び出してくるリス・キジ・シカ、これがジャブ、
大島がジワリと効いてきました。

途中成田屋という定食屋さんで昼食。突然の24人の団体に店内ギッシリ。
ネギラーメン・アジフライ定食・親子丼・カレーチャーハン・カキフライ定食・・・
作るは親父さん一人・・。
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波浮集落付近に到着後、散開して観光開始。
低気圧による南風はまだ強く残っていましたが天気は快晴となり撮影には何より。
車を停めた位置が山の上の方だったので
港に向かって坂道を下りながらのお散歩撮影。
魅力的な建物や風景が多く、皆さん船酔いからの解放もあってか、足取りも軽く
あかるい光を探して歩きます。
しかし、寂れてるんですね~、これが。
まったく人気(ひとけ)がない。
(今回の旅の最後までこの「寂」という文字が私の中に入り込んでしまったのですが・・)
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結局、部長が港へ達する前に時間切れとなり、駐車場に引き返す事に。
部長一言『明日も波浮に来よう・・』
明日の予定が一部決定されました。

宿屋へ移動する途中で波浮見晴し台に立ち寄り、絶景を堪能。
お土産店の親父さんの活躍により斜俯瞰?の集合写真(私は出遅れました、、)撮影。
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今宵の宿は大島温泉ホテル。

露天風呂で冷えたからだをじんわり暖め、夜空の撮影の作戦会議などがあって宴会へ。
椿油のフォンデュ風天ぷらをメインに海の幸にあしたばご飯。
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突然の余興には会場大ウケ、大籏クン、よかったよ~。
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夜の星空撮影会・・は、あったのでしょうか?
私は不参加だったのでどなたかフォローよろしく。




3月18日 晴れ時々曇り

翌日は早朝の砂漠撮影からスタート。
5:30起床、おぉ、みんな起きてる。気合い入ってんな~。
大和久チームはすでに出発体制!?

ここで気づいたのですが、部員の配車が微妙にシャッフルされているのですね。
皆さんそれぞれの思惑や指向性を緩やかに混ぜ合わせて納まってます。大人です。

で、私は定石通りなら1号車なんですが『ちょっとまて・・』と心の声がつぶやいてます。
ホテルから噴火口への徒歩アプローチコースをなぜか皆が避けている・・。
よし、このコースを行こう。往復2時間のガレ場歩き。朝飯前にはちょうど良い感じです。

1号車を見送ると靴紐を強めに締め直して歩行開始。
椿の樹海の中を歩く事20分、地面の土が火山礫に変わりだし唐突に視界が開けました。
目の前には早朝の澄んだ青空を背景に緩やかな稜線を描く漆黒の三原山噴火口。
ちょっとしたウィルダネス気分!
ゴジラの背びれのような溶岩石や朝日を反射する海面にいちいちプチ感動しながらの撮影。
そうこうしているうちに引き返し予定の7時が近づいてきたら、
ちょうどベンチとテーブルがあったので
カイロがわりに持って来たホット缶コーヒー(ぬるくなってたけど)で一休み。
噴火口外周まで1.3kmの看板を見ながら『今日はここまでだね』とM3に語りかけてみたけど返答は無し。
(ああああったりまえだ~カメラなんだから、、)
そして今来た道を引き返しました。


ホテルへ戻って朝風呂を堪能し、その後朝食会場へ。
他の部員もバラバラと帰ってきました。

ここで福田さん到着。スクーターっすか!寒そうですねー。


今日は11時に波浮集合で、それまでは各車自由行動となりました。
私は前さん運転する大籏チームに乗車。大島公園へ行こうとなったのですが、
ホテルを出ていきなり逆方向へ走り出し、気がついた時には島の西側。
気を取り直して地層切断面へターゲット変更。

地層切断面は巨大バームクーヘンでした。幅は600mもあるのになんとなく感動が薄い。
大きい風景に慣れちゃったのでしょうか?そのバームクーヘンを背にすると
東京諸島のほぼすべてを視界に入れる事ができます。
島々はかくも美しい姿でそこに存在しているのでした。
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その後大籏チームは差木地の集落へ。
車を空きスペースに停めて各員散開。
この差木地がまたまた寂れてるんだな、これが。
大きい小学校があったので立ち寄ってみると
ちょうど1年前に廃校になっていました。135年続いた学校なのに・・。
小学校がなくなったって事はこの集落の将来はどうなるんでしょう・・。
ふーっとため息とともにシャッターをカシャリ。
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菅原1号車は裏砂漠へ行ったとの事、他の2台はどちらへ行かれたのでしょうか。


11時、予定通り波浮港に集合。
寿司屋に行きたい人は『12時頃にみなとずし』に集合、
一応店には10人位来ますと話しはしてあります~、
という極めてザックリとした予定を頭に入れてお散歩撮影。

商店街入り口の家から出て来た女性と目が合ったので会釈をすると、
自宅に招き入れていただけました。
築100年以上、間口から上がり框までが6畳ほどの土間になっており歴史を感じます。
家主である女性の話しから、
波浮が(ひいては大島が)衰退していった理由が少しわかった気がしました。


お昼の集合地点「みなとや」に着くと店名は実は「西川」。
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寿司屋はここ一軒なのですぐにわかりましたが・・。
その上集まってきた部員はなんと16人、6人予定オーバーです。
2階の座敷に上がらせてもらい、待つ事1時間「地魚にぎり」はおいしかった~。
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これにて大島観光は終了。
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この後は14時半発のかめりあ丸に岡田港から乗り込んで帰路についたのでした。
















吉祥寺 KICHIJOJI 2009/11/21

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どうも。部員番号09060の荻野です。

今回は迷いました。

迷いませんでしたか?街へ行こうか。公園に行こうか。


何しろこの街は楽しい。
洗練されたおしゃれな店もあれば、戦後のどさくさで居座った(←母校の日本史の先生いわく)ハーモニカ横丁も魅力的。
メンチカツなど買い食いしたいものがたくさん。

一方、公園も楽しい。
緑あふれた木々に大きな池。昔ながらのスワンボートが並び、茶店が誘います。
ちょっと足を伸ばせば、動物園。その先にはジブリ美術館も。

「青春時代を過ごした場所」という菅原部長の思い出には遠く及ばないにせよ、私も高校時代、何度か仲間と遊んだ場所。街も公園も、どちらにも惹かれる思いがあります。


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 部長は、青春の思い出と、完成ほやほやの素敵な写真集を披露。心もほやほや。


結局選んだのは公園でした。実際には公園派が多かったのでしょうか。

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私はといいますと・・・池の東側を半周ぐるりと回りました。
撮ったのは、遊具で遊ぶ女の子や、スワンを漕ぐカップルを入れ込んだ紅葉などなど。
特に力が入ったのが、大きな幹の前に、蜘蛛の糸か何かでぶらさがっていた一枚の葉っぱ。

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この面白さを伝えようと夢中になって、サイズを変えながら何枚も撮りました。

そこで、出会ったのが部員の鈴木君。
「何を撮っていたんですか?」。
さわやかな笑顔。
聞かれるとなぜか恥ずかしい。
「いやー、あのね・・・」。
 

その後は、幹のまわりで輝くツタの葉や、水面に映りこんだ木々、「101匹わんちゃん」に出てきそうな白黒まだらのスマートな犬などを撮りました。
木々に囲まれ、ひとりバイオリンを演奏する人もいました。いい雰囲気。
近づくと、さりげなく曲目は「となりのトトロ」に。
「うわー」。息子は大喜び。
気が利いています。
こういう文化ちっくな感じはさすが武蔵野、吉祥寺です。

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バイオリンを弾く女性

 


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12時前。集合場所に三々五々姿を見せ始めた部員たち。

それなりに歩いて疲れもちょっとあるこのまったり感がいい。
スローな雑談が楽しい。

こうした合間に、何の気なしに見上げて撮ったのが、部長賞をいただいた写真です。
本当にありがとうございます。
複数の葉っぱが光を浴びていてきれいでした。

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無欲で撮った写真が選ばれる。ここが撮影会の楽しいところ。意外でうれしい点です。



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みんなはその後、宴会へ。
 

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宴会の最中も・・・つい撮影、ですね


私は、翌週の「都庁展示会の打ち上げ」に絶対参加したいという思いもあり、
今回は家族サービスを優先しました。

入ったのは懐かしい、焼き鳥屋の「いせや」。

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暗めの店内。細長いテーブルの両側に大勢の客。大瓶のビールに、名物のしゅうまい。煤けたポスター。
公園に面した大きくて古いガラス窓から射し込む光は、焼き鳥の煙の効果もあって、いい雰囲気に。昭和の記憶が残るこの場所で、過去と現在が交錯していました。
「いやー、たまらん」。

カメラを持って歩くだけで、いつもとは違う光景を感じられる。
青春時代に味わったのとは違う 吉祥寺、再発見の旅でした。

歩いて楽しい、食べて楽しい、吉祥寺。

次回は「街」へ繰り出すかなあ。



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小石川 KOISHIKAWA 2009/9/5

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2009年9月5日(土)快晴!
第26回東京観光写真倶楽部 小石川撮影会

こんにちは。東京観光写真倶楽部部員の松浦嗣実です。
9月5日、小石川で行われた東京観光写真倶楽部の撮影会のレポートを担当します。
つたないレポートですがおつき合い下さい。

撮影会の日は朝が早いですね。
いつもは寝坊助なのに前日に夜更かししても撮影会の日はすこぶる寝起きがいい私です。
いつもとても楽しみにしています。
電車を乗り継ぎ水道橋駅へ。そこからバスに乗って集合場所の茗荷谷駅前で下車。


菅原部長、事務局の岡本さんからのお話しがあり、
会員名簿用の写真を取り直し集合写真を撮影して、さあいよいよ撮影開始。

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菅原部長からのお話し

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じゃんけんグー

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この日の必需品

小石川、茗荷谷といえば...
植物園、赤ヒゲ先生(下北沢の指圧の赤ヒゲ先生は子孫なのか?)ですね。
茗荷谷ではミョウガがたくさん穫れるのでしょうか。
どっちにしろミョウガはおいしいですね。

どちらに行ったらいいのか方向が全く分からないのでとりあえず緑の多い方へ歩き始めました。
気がつけばどうやら筑波大学の敷地内に入っていたようです。
付属小学校や大きな図書館がありました。
観察授業に使用するのためのものなのか大きな森がありましたが、
ここ入ってええの?私有地か?とか言いながらもずかずかと入っていきました。
木が多くて涼しい森の中にはミドリムシやミジンコが住みやすそうな沼のような池もありました。
木漏れ日が射すきれいなその池を一枚撮影。
その写真をチャンピオンに選んでいただきました。
ありがとうございました。
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森を抜けて校舎から教育の森公園へ。
自宅で地図をプリントアウトしてきたのにもかかわらず、
自分が今どこにいるのかが分からなくなってしまい
公園内のお掃除をしているおじさんに道を尋ねました。
一見、無愛想そうなおじさんでしたが、
しばらく一緒に歩いて道を教えてくださいました。
おじさん、汗をかきながらの掃除おつかれさまです。
教えてもらってわかったのですが、
小石川植物園へ行くつもりでずっと歩いていたのにどうやら全然違う所を散策していたようです。


行き場所が判明したところで
『文京区は教育に熱心なところだね、何たって公園の名前が教育の森公園だもん』
なんて言いながらも、暑さに負けてアイスコーヒーを飲んでひと休み。

さあ、今度こそ小石川植物園へ!
暑いのに日陰が少ないので木陰のある遊歩道を選んで歩きました。
人工的に作られた遊歩道ですがさほど違和感なく住民の方たちの憩いの場にもなっているようでした。
和服をさらっと着た粋なおばあさん、よくしゃべるトラ猫、小さい子供を連れた若いお母さんなどを見かけました。

やっと東京大学付属小石川植物園に到着。
「わぁ~広そう!」 とても魅力的な雰囲気でしたが、
入ると出て来れなくなりそうなので入園しませんでした。
集合場所に戻りつつ植物園の周りを歩いてみようと軽い気持ちで歩き始めましたが、
歩けど歩けど植物園の塀は続く。

長い長い・・・塀。安部譲二か。
とにかく暑い。
カメラをのぞくととにかく白い。
とにかく光がまぶしい。
とにかく喉がかわく。
とにかく水が欲しい。

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暑いね~

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まさにこの日の陽射し


そんなこんなでマイナス思考で歩いていましたが、街並の雰囲気のよさに気づきました。
再びやる気を出して撮影続行!

平屋の日本家屋、瓦屋根、ガラス戸、長年帰っていない実家を想い出しました。
どこか湿り気のある庭先や朝顔のカーテンは都心とはまた違った顔の東京を見た想いでした。

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見~つけた~


時間ギリギリで集合場所の茗荷谷駅前へ到着。

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疲れたなあ、暑いなあ、レオピン飲む?

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ボクたちパープルブラザーズ 明日デビューします

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この写真の人見かけませんでした?

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アイスクリーム好きですね。新宿撮影会のときも食べてましたね。

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なんでやねん


いつも楽しい食事会の後、
菅原部長も作品を出展されている「TOKYO PHOTO 2009」の開催場所の六本木へ移動しました。
菅原部長に写真の説明をしていただきながらすばらしい作品をたくさん見ることができました。
ご自分のものではない作品を説明してくださる時でも、
菅原部長の言葉には写真に対する愛情があふれているように思いました。
素人の私にもわかるようにとても熱心にお話しくださいました。

実は菅原部長の作品を初めて私は生で見ました。
湿版写真、あんなに大きな作品だとは思いませんでした。
圧巻でした。そしてとても美しかったです。
ほかのたくさんの写真とは質感がまったく違うんですね。
菅原部長の椿の写真集もまた素晴らしかったです。
とても美人さんの椿になってました。


とにかく暑くまぶしい日でしたが、楽しい写真三昧の一日でした。
事務局そして部員の皆様ありがとうございました。
東京観光写真倶楽部に入部させてもらって本当に良かったです。
これからもよろしくおねがいいたします。

以上レポート...といいますか私の日記でした。


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おつかれさまでした

つーまん犬.jpg

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