2010.3.17日曜日 早朝:暴風雨
こんにちは、部員の渡辺淳です。
17日は菅原号、18日は前号に乗った私の大島観光レポートです。
東京諸島観光の第2回「大島」、出発の朝は場所によっては雷をもともなう暴風雨。
残念ながら予定していた高速船は欠航なれど、切り替えの大型船かめりあ丸の臨時運行が決まり
とにかく集合時間までに竹芝桟橋に行かなければなりません。
朝6時台、電車も運行見合わせが出ています。
そんな中、羽田空港からモノレールで折り返して来る人、地下鉄を駆使してくる人、
寝たら負けだ!?と徹夜の人、部員の島旅にかける意気込みにはしびれます。
なんとか予定されたメンバーは無事揃い、
8:30、かめりあ丸は竹芝桟橋を離れ一路大島へ。
観音崎を過ぎたあたりから海上は大時化、船はグラングラングラングランの5時間の旅。
岡田港に近づいて揺れが収まってきたのでデッキへ出てみると、
う~ん大きい島だ・・やっぱり大島なんだなぁ・・などとベタなつぶやきが聞こえるほど
眼前には深緑の壁、到着しました。
今回はレンタカー4台に分乗して大島を巡ります。
事務局のすばらしい配慮により、それぞれが乗り込む車はすでに決まっていたので
スムーズに出発、今日は皆で波浮港へ向かう事になりました。
私が乗ったのは部長の運転する1号車。
部長一言『大島を侮ってたかもしんない・・』
道の両側にせまる圧倒的な椿の量、個々の木の太さ・・これが延々と続く続く。
岡田港入港時に見た大きな島がストレートパンチだとしたら、この椿街道はボディブロー、
道に飛び出してくるリス・キジ・シカ、これがジャブ、
大島がジワリと効いてきました。
途中成田屋という定食屋さんで昼食。突然の24人の団体に店内ギッシリ。
ネギラーメン・アジフライ定食・親子丼・カレーチャーハン・カキフライ定食・・・
作るは親父さん一人・・。
波浮集落付近に到着後、散開して観光開始。
低気圧による南風はまだ強く残っていましたが天気は快晴となり撮影には何より。
車を停めた位置が山の上の方だったので
港に向かって坂道を下りながらのお散歩撮影。
魅力的な建物や風景が多く、皆さん船酔いからの解放もあってか、足取りも軽く
あかるい光を探して歩きます。
しかし、寂れてるんですね~、これが。
まったく人気(ひとけ)がない。
(今回の旅の最後までこの「寂」という文字が私の中に入り込んでしまったのですが・・)
結局、部長が港へ達する前に時間切れとなり、駐車場に引き返す事に。
部長一言『明日も波浮に来よう・・』
明日の予定が一部決定されました。
宿屋へ移動する途中で波浮見晴し台に立ち寄り、絶景を堪能。
お土産店の親父さんの活躍により斜俯瞰?の集合写真(私は出遅れました、、)撮影。
今宵の宿は大島温泉ホテル。
露天風呂で冷えたからだをじんわり暖め、夜空の撮影の作戦会議などがあって宴会へ。
椿油のフォンデュ風天ぷらをメインに海の幸にあしたばご飯。
突然の余興には会場大ウケ、大籏クン、よかったよ~。
夜の星空撮影会・・は、あったのでしょうか?
私は不参加だったのでどなたかフォローよろしく。
3月18日 晴れ時々曇り
翌日は早朝の砂漠撮影からスタート。
5:30起床、おぉ、みんな起きてる。気合い入ってんな~。
大和久チームはすでに出発体制!?
ここで気づいたのですが、部員の配車が微妙にシャッフルされているのですね。
皆さんそれぞれの思惑や指向性を緩やかに混ぜ合わせて納まってます。大人です。
で、私は定石通りなら1号車なんですが『ちょっとまて・・』と心の声がつぶやいてます。
ホテルから噴火口への徒歩アプローチコースをなぜか皆が避けている・・。
よし、このコースを行こう。往復2時間のガレ場歩き。朝飯前にはちょうど良い感じです。
1号車を見送ると靴紐を強めに締め直して歩行開始。
椿の樹海の中を歩く事20分、地面の土が火山礫に変わりだし唐突に視界が開けました。
目の前には早朝の澄んだ青空を背景に緩やかな稜線を描く漆黒の三原山噴火口。
ちょっとしたウィルダネス気分!
ゴジラの背びれのような溶岩石や朝日を反射する海面にいちいちプチ感動しながらの撮影。
そうこうしているうちに引き返し予定の7時が近づいてきたら、
ちょうどベンチとテーブルがあったので
カイロがわりに持って来たホット缶コーヒー(ぬるくなってたけど)で一休み。
噴火口外周まで1.3kmの看板を見ながら『今日はここまでだね』とM3に語りかけてみたけど返答は無し。
(ああああったりまえだ~カメラなんだから、、)
そして今来た道を引き返しました。
ホテルへ戻って朝風呂を堪能し、その後朝食会場へ。
他の部員もバラバラと帰ってきました。
ここで福田さん到着。スクーターっすか!寒そうですねー。
今日は11時に波浮集合で、それまでは各車自由行動となりました。
私は前さん運転する大籏チームに乗車。大島公園へ行こうとなったのですが、
ホテルを出ていきなり逆方向へ走り出し、気がついた時には島の西側。
気を取り直して地層切断面へターゲット変更。
地層切断面は巨大バームクーヘンでした。幅は600mもあるのになんとなく感動が薄い。
大きい風景に慣れちゃったのでしょうか?そのバームクーヘンを背にすると
東京諸島のほぼすべてを視界に入れる事ができます。
島々はかくも美しい姿でそこに存在しているのでした。
その後大籏チームは差木地の集落へ。
車を空きスペースに停めて各員散開。
この差木地がまたまた寂れてるんだな、これが。
大きい小学校があったので立ち寄ってみると
ちょうど1年前に廃校になっていました。135年続いた学校なのに・・。
小学校がなくなったって事はこの集落の将来はどうなるんでしょう・・。
ふーっとため息とともにシャッターをカシャリ。
菅原1号車は裏砂漠へ行ったとの事、他の2台はどちらへ行かれたのでしょうか。
11時、予定通り波浮港に集合。
寿司屋に行きたい人は『12時頃にみなとずし』に集合、
一応店には10人位来ますと話しはしてあります~、
という極めてザックリとした予定を頭に入れてお散歩撮影。
商店街入り口の家から出て来た女性と目が合ったので会釈をすると、
自宅に招き入れていただけました。
築100年以上、間口から上がり框までが6畳ほどの土間になっており歴史を感じます。
家主である女性の話しから、
波浮が(ひいては大島が)衰退していった理由が少しわかった気がしました。
お昼の集合地点「みなとや」に着くと店名は実は「西川」。
寿司屋はここ一軒なのですぐにわかりましたが・・。
その上集まってきた部員はなんと16人、6人予定オーバーです。
2階の座敷に上がらせてもらい、待つ事1時間「地魚にぎり」はおいしかった~。
これにて大島観光は終了。
この後は14時半発のかめりあ丸に岡田港から乗り込んで帰路についたのでした。
こんにちは、部員の渡辺淳です。
17日は菅原号、18日は前号に乗った私の大島観光レポートです。
東京諸島観光の第2回「大島」、出発の朝は場所によっては雷をもともなう暴風雨。
残念ながら予定していた高速船は欠航なれど、切り替えの大型船かめりあ丸の臨時運行が決まり
とにかく集合時間までに竹芝桟橋に行かなければなりません。
朝6時台、電車も運行見合わせが出ています。
そんな中、羽田空港からモノレールで折り返して来る人、地下鉄を駆使してくる人、
寝たら負けだ!?と徹夜の人、部員の島旅にかける意気込みにはしびれます。
なんとか予定されたメンバーは無事揃い、
8:30、かめりあ丸は竹芝桟橋を離れ一路大島へ。
観音崎を過ぎたあたりから海上は大時化、船はグラングラングラングランの5時間の旅。
岡田港に近づいて揺れが収まってきたのでデッキへ出てみると、
う~ん大きい島だ・・やっぱり大島なんだなぁ・・などとベタなつぶやきが聞こえるほど
眼前には深緑の壁、到着しました。
今回はレンタカー4台に分乗して大島を巡ります。
事務局のすばらしい配慮により、それぞれが乗り込む車はすでに決まっていたので
スムーズに出発、今日は皆で波浮港へ向かう事になりました。
私が乗ったのは部長の運転する1号車。
部長一言『大島を侮ってたかもしんない・・』
道の両側にせまる圧倒的な椿の量、個々の木の太さ・・これが延々と続く続く。
岡田港入港時に見た大きな島がストレートパンチだとしたら、この椿街道はボディブロー、
道に飛び出してくるリス・キジ・シカ、これがジャブ、
大島がジワリと効いてきました。
途中成田屋という定食屋さんで昼食。突然の24人の団体に店内ギッシリ。
ネギラーメン・アジフライ定食・親子丼・カレーチャーハン・カキフライ定食・・・
作るは親父さん一人・・。
波浮集落付近に到着後、散開して観光開始。
低気圧による南風はまだ強く残っていましたが天気は快晴となり撮影には何より。
車を停めた位置が山の上の方だったので
港に向かって坂道を下りながらのお散歩撮影。
魅力的な建物や風景が多く、皆さん船酔いからの解放もあってか、足取りも軽く
あかるい光を探して歩きます。
しかし、寂れてるんですね~、これが。
まったく人気(ひとけ)がない。
(今回の旅の最後までこの「寂」という文字が私の中に入り込んでしまったのですが・・)
結局、部長が港へ達する前に時間切れとなり、駐車場に引き返す事に。
部長一言『明日も波浮に来よう・・』
明日の予定が一部決定されました。
宿屋へ移動する途中で波浮見晴し台に立ち寄り、絶景を堪能。
お土産店の親父さんの活躍により斜俯瞰?の集合写真(私は出遅れました、、)撮影。
今宵の宿は大島温泉ホテル。
露天風呂で冷えたからだをじんわり暖め、夜空の撮影の作戦会議などがあって宴会へ。
椿油のフォンデュ風天ぷらをメインに海の幸にあしたばご飯。
突然の余興には会場大ウケ、大籏クン、よかったよ~。
夜の星空撮影会・・は、あったのでしょうか?
私は不参加だったのでどなたかフォローよろしく。
3月18日 晴れ時々曇り
翌日は早朝の砂漠撮影からスタート。
5:30起床、おぉ、みんな起きてる。気合い入ってんな~。
大和久チームはすでに出発体制!?
ここで気づいたのですが、部員の配車が微妙にシャッフルされているのですね。
皆さんそれぞれの思惑や指向性を緩やかに混ぜ合わせて納まってます。大人です。
で、私は定石通りなら1号車なんですが『ちょっとまて・・』と心の声がつぶやいてます。
ホテルから噴火口への徒歩アプローチコースをなぜか皆が避けている・・。
よし、このコースを行こう。往復2時間のガレ場歩き。朝飯前にはちょうど良い感じです。
1号車を見送ると靴紐を強めに締め直して歩行開始。
椿の樹海の中を歩く事20分、地面の土が火山礫に変わりだし唐突に視界が開けました。
目の前には早朝の澄んだ青空を背景に緩やかな稜線を描く漆黒の三原山噴火口。
ちょっとしたウィルダネス気分!
ゴジラの背びれのような溶岩石や朝日を反射する海面にいちいちプチ感動しながらの撮影。
そうこうしているうちに引き返し予定の7時が近づいてきたら、
ちょうどベンチとテーブルがあったので
カイロがわりに持って来たホット缶コーヒー(ぬるくなってたけど)で一休み。
噴火口外周まで1.3kmの看板を見ながら『今日はここまでだね』とM3に語りかけてみたけど返答は無し。
(ああああったりまえだ~カメラなんだから、、)
そして今来た道を引き返しました。
ホテルへ戻って朝風呂を堪能し、その後朝食会場へ。
他の部員もバラバラと帰ってきました。
ここで福田さん到着。スクーターっすか!寒そうですねー。
今日は11時に波浮集合で、それまでは各車自由行動となりました。
私は前さん運転する大籏チームに乗車。大島公園へ行こうとなったのですが、
ホテルを出ていきなり逆方向へ走り出し、気がついた時には島の西側。
気を取り直して地層切断面へターゲット変更。
地層切断面は巨大バームクーヘンでした。幅は600mもあるのになんとなく感動が薄い。
大きい風景に慣れちゃったのでしょうか?そのバームクーヘンを背にすると
東京諸島のほぼすべてを視界に入れる事ができます。
島々はかくも美しい姿でそこに存在しているのでした。
その後大籏チームは差木地の集落へ。
車を空きスペースに停めて各員散開。
この差木地がまたまた寂れてるんだな、これが。
大きい小学校があったので立ち寄ってみると
ちょうど1年前に廃校になっていました。135年続いた学校なのに・・。
小学校がなくなったって事はこの集落の将来はどうなるんでしょう・・。
ふーっとため息とともにシャッターをカシャリ。
菅原1号車は裏砂漠へ行ったとの事、他の2台はどちらへ行かれたのでしょうか。
11時、予定通り波浮港に集合。
寿司屋に行きたい人は『12時頃にみなとずし』に集合、
一応店には10人位来ますと話しはしてあります~、
という極めてザックリとした予定を頭に入れてお散歩撮影。
商店街入り口の家から出て来た女性と目が合ったので会釈をすると、
自宅に招き入れていただけました。
築100年以上、間口から上がり框までが6畳ほどの土間になっており歴史を感じます。
家主である女性の話しから、
波浮が(ひいては大島が)衰退していった理由が少しわかった気がしました。
お昼の集合地点「みなとや」に着くと店名は実は「西川」。
寿司屋はここ一軒なのですぐにわかりましたが・・。
その上集まってきた部員はなんと16人、6人予定オーバーです。
2階の座敷に上がらせてもらい、待つ事1時間「地魚にぎり」はおいしかった~。
これにて大島観光は終了。
この後は14時半発のかめりあ丸に岡田港から乗り込んで帰路についたのでした。
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