June 27, 2006

浅草 ASAKUSA 2006/06/03

2006年6月3日 土曜日 曇り時々うっすら晴れ
第4回 東京観光写真倶楽部撮影会 浅草編

こんにちは。 東京観光写真倶楽部事務局の岡本です!
6月3日に浅草で行われた
東京観光写真倶楽部の撮影会のレポートを担当します!

この日は新しく入部してくださった部員さんや、
おためし参加の方が初めて参加する撮影会でした。
たぶん、新しい部員さんもドキドキ
部長や事務局のメンバーもドキドキ
そうやってこの日の朝を迎えました。

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●菅原部長セレクトによる部員たちの写真はこちらから!(必見!)
●各部員による自選写真はこちらです。(こちらも必見)

(▼こちらは部長セレクト写真)

今回の浅草の写真を見ていて、何よりも第一回の築地編の時に感じたことが、確信に変わりました。
もちろん一枚一枚の写真もとてもいいし、ひとりひとりの 個性みたいなものも、写真というのは人柄が出ることもあって、特に手前みそで恐縮ですが、当然のことながら、当「東京観光写真倶楽部」の写真は、かなり いいと思うのですが、やはりこうやって「ひとつの固まり」になったとき、そこに大きな可能性みたいなものを、感じるのですよね。
現在、写真というのが携 帯電話でも撮れる時代になって、だからこそ面白いみたいなこともあるのです。それをこうやって、改めて写真的にまじめに取り組むことで、どうやら更に、今だからこその面白さが生まれてきそうです。
そしてこの東京の固まりとしての写真群は、きっと記録性という側面でも、またそこに意味があるようにも思っ ています。
どちらにしても、写真も良くなってきているし、何だか楽しいことが起きそうな予感がします。
菅原一剛/ 東京観光写真倶楽部部長

集合はいつものように朝9時。今回は雷門での集合でした。
初めて参加される方が迷ったりしないように、
事務局は『東京観光写真倶楽部』のオレンジ色の看板を持って待機です。
菅原部長は、早々と浅草寺にお参りを済ませて集合場所へやってきました。

そうこうしている間に、三々五々、部員さんたちが集まり始めます。
今回は合計で32名の方々が参加してくださいました。
見慣れた顔、誰に声をかけたらいいのかわからず、戸惑い気味の顔…
それでも最終的には全員の点呼がとれ、いよいよ事務局の清野さんからの挨拶、
そして参加してくださった皆さんの自己紹介と続きました。

皆さんの自己紹介を聞きながら、
第一回目の撮影会から皆勤参加の方がいらっしゃる一方で、
菅原部長のほぼ日での連載「写真がもっと好きになる」や
ウェブなどを通してこの『東京観光写真倶楽部』を知り、
今回、初めて参加してくださった方が12人もいらっしゃったことは、
事務局のメンバーとして本当にありがたいことだと感じていました。

そして最後は恒例の菅原部長からの一言。

「今日は曇りですが、それをアンラッキーだと思わないでくださいね。
観光写真というとピカピカの青空の下の
コントラストの高い写真を想像しがちですが、
今日はしっとりとした日本的な湿度のある写真を撮れる
チャンスなんですよ。」


ううむ…なるほど…。奥が深い…。
“しっとりした写真”ですか。
きっとここで「よし!」と思い、鼻息を荒くした参加者も多かったことでしょう。
ええ、かくいう私もその1人です。
そしてまだこの時は、これから30分後に、自分が“しっとりした写真”という迷宮に迷い込むとは
想像だにしていなかったことを白状しておかねばなりません…(失笑)

そんな部長からのありがたいお言葉を聞いた後、雷門をバックに集合写真を撮り、いざ、撮影開始です。

「え?いきなり?」
という表情を浮かべる参加者の方もいる中、突然の解散を告げられ、
参加者は浅草の街へと散っていくのでした。
…とはいうものの、最初はほとんどの参加者が仲見世へと向かい、そこで他の参加者の動向を視界に入れつつ、撮影を始めているようでした。
すぐに自分のペースで撮影を始めているのは、参加経験のある部員さんだったようです。
この倶楽部の“放置プレイ”流儀に慣れ、自分の撮影スタイルを確立することも、写真の楽しみ方を見つける近道と言えそうです(ちょっと乱暴?)。

今まで、築地、秋葉原、桜の小金井公園と撮影会を重ねてきた『東京観光写真倶楽部』ですが、
今回の浅草撮影会が一番“観光”らしかったかもしれません。
実際、目に入ってくるものはフォトジェニックなものが多く、周りにいる人々もそのほとんどが観光気分。
気づくとシャッターはどんどん押せてしまっています。「はっ!」と我に返ってみると、「“しっとりした写真”はどこに?」……(汗)

それから小一時間ほど、“しっとりした写真”が頭から離れず、四肢がこわばったまま撮影を続けていたのですが、
気づくといつの間にか“しっとりした写真”が頭から消え、ただひたすら撮影を楽しみ、浅草の町を観光することを楽しんでいる自分がいました。(スミマセン、部長!)

冷静になってまわりを見渡してみると、初参加の方々が、カメラを手に楽しそうに歩き回ったり、じっくりと被写体と向かい合っている姿が目に入ってきます。
「なんて楽しそうなんだ…」
焦っていた自分が馬鹿みたいに思えました。
(後で話を聞いてみると、イッパイイッパイになっていた人もいたようで、私だけじゃなかったらしいですが・笑)

そしていつものように、撮影以外の楽しみを見つけたヒトも多かったようです。
ウィンズのお客さん相手の軽食屋でおばちゃん相手に話したり、屋台でフランクフルトを食べたり、
喫茶店でコーヒーを飲んだり、1人で花やしきのジェットコースターに乗ったり…。
水上バスに乗った、という話を聞いたときは、
乗らなかった自分を呪いました。
ええ本気(マジ)です。

写真だけでなく、撮影地の楽しみ方も十人十色…
毎度のコトながら本当に感嘆してしまいます。
こんな風に撮影会を楽しんだ皆さんの写真を拝見するのが、本当に楽しみです。

そうやって各自がそれぞれの3時間弱を浅草で過ごし、12時に再び雷門で集合したときは、雷門前はすでに人混みでごった返していました。
撮影を楽しんで笑顔で戻ってくる人、放心状態で集合場所にやってくる人、中古カメラをゲットして来る人…。
戦果(?)を語り合う人々、1人でかみしめる人、持て余す人…。
予定ではそんな皆さんの表情を、最後の集合写真に収めるはずだったのですが、
雷門前の余りの人混みぶりに撮影は断念。
写真の提出方法などの連絡を済ませ、解散することになりました。

いつものことですが、今回も解散が告げられた後も、皆さんなかなかその場を離れず、会話を交わしていらっしゃいます。
何人かの方がアンケートに書いていらしたように、今度は撮影会や写真について話し合える場所をセッティングしたいな…
と思いながらその光景を見ていました。

何はともあれ、浅草撮影会にご参加頂いたみなさん、お疲れ様でした!
写真のセレクトやウェブアップをお楽しみにお待ちください。

そしてまた次の撮影会でお会いしましょう!!