2013年8月26日に行われた東京諸島・青ヶ島撮影会。
へりの空席があるのかないのか・・・テンヤワンやしながら結局青ヶ島へ行けたのは、
いつもの不動のメンバー水原さんと部長と事務局(笑)
このメンバーでの島撮影は2回目。
いま思い出しても笑顔になれる・・・そんな旅でした。
それでは
青ヶ島撮影会の部長賞に選ばれた、部員の水原さんによる撮影会レポートをどうぞ!!
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住所は東京都青ヶ島村無番地。日本一人口の少ない村。
東京諸島のうち伊豆七島の島巡りの最後となる八丈島、その八丈からさらに南へ68Km,
周囲6Kmの二重式カルデラの火山島、青ヶ島に生まれて初めてのヘリコプターで降り立ったのは8月26日9時40分過ぎでした。ヘリポートには沢山の人が横断幕をもって迎えてくれました(?)と思いきや、それは島での赴任を終え、帰って行く駐在所のおまわりさんを見送る島の人たちでした。その横断幕には、「おもうわよう」と書かれていました。聞いてみるとそれは、八丈言葉で「離れていてもずっと大切に思っているよ」の意味だとのこと。島に着き、まずは島の人たちの温かい心に触れた思いでした。
ヘリの機内 青ヶ島が眼下に 見送りの島の人々
青ヶ島撮影会の参加者は菅原部長、事務局の岡本さん、桜庭さん、そして私の4人の
精鋭部隊(?)です。青ヶ島へのアクセスはこの一日一便、定員9名のヘリと、2時間半かかる小さな漁船しかありません。アクセスの少なさ、それに欠航のリスクも考えて諦めた部員の方の残念な思いも一緒に行ってきました。
手配していたレンタカーで民宿の「あおがしま屋」へ。おかみさんは島内きっての料理上手とか、楽しみです。
民宿で一息つき、まずは島内で一番高く、二重カルデラの外輪山の頂上で展望が利く
大凸部(おおとんぶ)に向かいました、が、八丈島の暑さに負けず、この日の青ヶ島も
非常に蒸し暑く、車を降り、頂上にたどり着く頃には体中汗びっしょり。でも、眺めは最高。外輪山、内輪山の二重カルデラが一望でき、振り向けば(ヨコハマ♪♪)ではなく)太平洋。
二重カルデラ 汗だくで撮影 大凸部で集合写真
頂上から島の全体を掴んだところで、お昼までのしばしの時間と、午後のふれあいサウナに入るまでの間、車で移動しながら撮影。湿度の年間平均が85%と伊豆諸島のなかでも特別高いのと、二重カルデラ内は盆地のようになっているので亜熱帯にあるような木々が多い。「谷を渡る」という語源からくるオオタニワタリ。南方系のシダの一種で、岩の上や樹木に数段になって着生する姿はジャングルに迷い込んだよう。そんなところで撮ったのが今回の部長賞の写真です。
オオワタリ 部長賞写真 緑が濃い
昼食、宿のおかみさんの料理はうわさにたがわず、味と言い、量といい最高です。
昼食
撮影後はいよいよお風呂。火の際(ヒノキワ)が語源となっている島言葉で「ひんぎゃ」と呼ばれる水蒸気の噴出する穴が無数にあり、電気がない時代に、暖房や調理にひんぎゃを利用していたとか。そのひんぎゃの熱を利用した「ふれあいサウナ」。その隣には地熱釜があって、入浴前に宿でもらってきた卵を入れておけば、風呂上りには丁度ゆで卵が出来あがっているという段取り。もちろんジャガイモなどなんでもふかせる釜。
ひんぎゃ 地熱釜とふれあいサウナ 卵をゆでる
サウナの建物の入り口を入ったとたん、豊富なひんぎゃのせいか、すでにサウナ部屋状態。
湯船もあるが、お湯が熱すぎてとても入れない。
夕食。美味しい料理が次から次へと出た。その料理を味わいながら、ヘリコプターでも一緒だった同宿の都職員のグループとの会話、試飲の焼酎、、、楽しい夕食の一時でした。都職員の女性とは、事務局が青ヶ島の下見の時に会った事が分かり、会話も一段と弾みました。
夕食(の一部) 同宿の方々と 試飲の焼酎
翌朝、ヘリの出発までの間、ヘリポートの北側にある崖っぷちの小さな石でできた金比羅神社をお参りしたあと、島の北側ジョウマンへ。標高200mm、島最北端部の崖の上。一面に広がる草原からは風音しか聞こえません。夜は絶好の星空スポットとか。ここで集合写真を撮り、島ではここしかない(?)食料・日用品など売るお店でお土産を買いヘリポートへ。
金比羅神社 ジョウマン 集合写真
丁度24時間の青ヶ島滞在でしたが、また一つ東京諸島めぐりの思い出が出来ました。
前日の初めてのヘリ乗車での緊張感に比べ帰りは余裕。ヘリからの眺めを堪能しながら
無事八丈島に到着、青ヶ島の撮影会を終えました。
帰りのヘリ到着 ヘリからの八丈小島 八丈に戻りました
これで伊豆七島、全島制覇。残すは大物小笠原。楽しみです。
(おしまい) 水原和夫
●菅原部長セレクトによる部員さんたちの写真はこちらから!
へりの空席があるのかないのか・・・テンヤワンやしながら結局青ヶ島へ行けたのは、
いつもの不動のメンバー水原さんと部長と事務局(笑)
このメンバーでの島撮影は2回目。
いま思い出しても笑顔になれる・・・そんな旅でした。
それでは
青ヶ島撮影会の部長賞に選ばれた、部員の水原さんによる撮影会レポートをどうぞ!!
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住所は東京都青ヶ島村無番地。日本一人口の少ない村。
東京諸島のうち伊豆七島の島巡りの最後となる八丈島、その八丈からさらに南へ68Km,
周囲6Kmの二重式カルデラの火山島、青ヶ島に生まれて初めてのヘリコプターで降り立ったのは8月26日9時40分過ぎでした。ヘリポートには沢山の人が横断幕をもって迎えてくれました(?)と思いきや、それは島での赴任を終え、帰って行く駐在所のおまわりさんを見送る島の人たちでした。その横断幕には、「おもうわよう」と書かれていました。聞いてみるとそれは、八丈言葉で「離れていてもずっと大切に思っているよ」の意味だとのこと。島に着き、まずは島の人たちの温かい心に触れた思いでした。
ヘリの機内 青ヶ島が眼下に 見送りの島の人々
青ヶ島撮影会の参加者は菅原部長、事務局の岡本さん、桜庭さん、そして私の4人の
精鋭部隊(?)です。青ヶ島へのアクセスはこの一日一便、定員9名のヘリと、2時間半かかる小さな漁船しかありません。アクセスの少なさ、それに欠航のリスクも考えて諦めた部員の方の残念な思いも一緒に行ってきました。
手配していたレンタカーで民宿の「あおがしま屋」へ。おかみさんは島内きっての料理上手とか、楽しみです。
民宿で一息つき、まずは島内で一番高く、二重カルデラの外輪山の頂上で展望が利く
大凸部(おおとんぶ)に向かいました、が、八丈島の暑さに負けず、この日の青ヶ島も
非常に蒸し暑く、車を降り、頂上にたどり着く頃には体中汗びっしょり。でも、眺めは最高。外輪山、内輪山の二重カルデラが一望でき、振り向けば(ヨコハマ♪♪)ではなく)太平洋。
二重カルデラ 汗だくで撮影 大凸部で集合写真
頂上から島の全体を掴んだところで、お昼までのしばしの時間と、午後のふれあいサウナに入るまでの間、車で移動しながら撮影。湿度の年間平均が85%と伊豆諸島のなかでも特別高いのと、二重カルデラ内は盆地のようになっているので亜熱帯にあるような木々が多い。「谷を渡る」という語源からくるオオタニワタリ。南方系のシダの一種で、岩の上や樹木に数段になって着生する姿はジャングルに迷い込んだよう。そんなところで撮ったのが今回の部長賞の写真です。
オオワタリ 部長賞写真 緑が濃い
昼食、宿のおかみさんの料理はうわさにたがわず、味と言い、量といい最高です。
昼食
撮影後はいよいよお風呂。火の際(ヒノキワ)が語源となっている島言葉で「ひんぎゃ」と呼ばれる水蒸気の噴出する穴が無数にあり、電気がない時代に、暖房や調理にひんぎゃを利用していたとか。そのひんぎゃの熱を利用した「ふれあいサウナ」。その隣には地熱釜があって、入浴前に宿でもらってきた卵を入れておけば、風呂上りには丁度ゆで卵が出来あがっているという段取り。もちろんジャガイモなどなんでもふかせる釜。
ひんぎゃ 地熱釜とふれあいサウナ 卵をゆでる
サウナの建物の入り口を入ったとたん、豊富なひんぎゃのせいか、すでにサウナ部屋状態。
湯船もあるが、お湯が熱すぎてとても入れない。
夕食。美味しい料理が次から次へと出た。その料理を味わいながら、ヘリコプターでも一緒だった同宿の都職員のグループとの会話、試飲の焼酎、、、楽しい夕食の一時でした。都職員の女性とは、事務局が青ヶ島の下見の時に会った事が分かり、会話も一段と弾みました。
夕食(の一部) 同宿の方々と 試飲の焼酎
翌朝、ヘリの出発までの間、ヘリポートの北側にある崖っぷちの小さな石でできた金比羅神社をお参りしたあと、島の北側ジョウマンへ。標高200mm、島最北端部の崖の上。一面に広がる草原からは風音しか聞こえません。夜は絶好の星空スポットとか。ここで集合写真を撮り、島ではここしかない(?)食料・日用品など売るお店でお土産を買いヘリポートへ。
金比羅神社 ジョウマン 集合写真
丁度24時間の青ヶ島滞在でしたが、また一つ東京諸島めぐりの思い出が出来ました。
前日の初めてのヘリ乗車での緊張感に比べ帰りは余裕。ヘリからの眺めを堪能しながら
無事八丈島に到着、青ヶ島の撮影会を終えました。
帰りのヘリ到着 ヘリからの八丈小島 八丈に戻りました
これで伊豆七島、全島制覇。残すは大物小笠原。楽しみです。
(おしまい) 水原和夫
●菅原部長セレクトによる部員さんたちの写真はこちらから!