部員の古橋です。
今期最初の撮影会"湯島"のレポートを書かせていただきます。
2011/05/28 雨
東京観光写真倶楽部の撮影会は雨天決行。
雨が降ろうが、槍が降ろうが、台風だろうが、竜巻だろうが、
とにかく撮影会は決行されます。
こんな事でもないと雨の日にスナップ写真を撮影する気力など絶対に湧かないのと、
35mmモノクロフィルムと雨天の相性がいいこともあって、
"雨の中の撮影会"が個人的には気に入っています。
今期最初の撮影会はそんな大好きな、雨の中での撮影会となりました。
まず御茶ノ水駅に集合して、記念撮影の後に自分の好きな場所へと向かって行きます。
リサーチ不足で、どちらに向かえば湯島なのか判らなかったので、
とりあえず顔見知りの部員さんの後を何となくついていきます。
厳密に言えば湯島ではないのでしょうが、聖橋の上から準備運動がてら、
おなじみの景色を撮影しました。
雨にかすむ秋葉原、中央線と交差する丸ノ内線。小学生の頃から殆ど変わらない景色です。
橋を渡って湯島聖堂の中へ。
街の喧噪とはうって変わって、厳粛な雰囲気が漂います。
入ったのとは反対の出口から出て、昌平坂を登り神田明神へと向かいます。
神田明神はとても近代的な神社なのですね。
ここまでは"観光"の名にふさわしく名所史跡を訪ね歩いてきましたが、
ここから先は地図も持たずに無目的に雨の中を彷徨うことになります。
今となっては、どこをどう歩いたのか、まったく記憶にありません。
開始から2時間ほどで、集合場所になっている湯島天神の近くまで来てしまいました。
仕方がないので喫茶店を探していると、前から部員の小森さんが電話しながら
向かってくるのが見えます。
話を聞くと、菅原さんに誘われて、本郷の東大のあたりに行くと言うので、
タクシーを拾って一緒に向かうことにしました。
目的は東大の近くにある"本郷館"という昔ながらの下宿です。
本郷館 (以下WIKIPEDIAより)
1905年に建築された木造3階建ての建築物で、部屋数は70室前後。全体はL字型となっている。木造建築物としてはかなり大規模なもの。関東大震災や東京大空襲で東京の古建築が壊滅的な打撃を受けた中で、現代まで生き残っている。 所在地は東大正門より200メートルほどの場所である。この付近にはかつて学生相手の「賄いつき」、「共同炊事場」の下宿屋が数多く存在していたが、長年にわたって現役の下宿屋として使われてきた本郷館は、その名残を伝えるものとして、地域のシンボル的な存在になっている。(引用終わり)
皆さん、この建物ご存じでしたか?
木造で、かなり大きい3階建ての建物なので、ものすごい迫力です。
保存を求める運動もあったようですが、6月末には最後まで住んでいた方も退去され、
8月から取り壊しが始まるようです。
そして今回、栄えある部長賞をいただいたのがこの写真。
明かりがついていたので、おそらく最後まで住まわれていた方の
部屋ではないかと思われます。
このレポートが掲載される頃には、建物が完全に取り壊されて、
更地になっているかもしれないと思うと、こうした写真が撮影できたことにも
何か縁を感じます。しかも雨の中で。
以上が湯島撮影会のレポートでした。最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それにしても、やっぱり雨はいいですね。
映画の中の雨のシーンも大好きです。
●菅原部長セレクトによる部員さんたちの写真はこちらから!
●部員さん自身による自選写真はこちらから!
今期最初の撮影会"湯島"のレポートを書かせていただきます。
2011/05/28 雨
東京観光写真倶楽部の撮影会は雨天決行。
雨が降ろうが、槍が降ろうが、台風だろうが、竜巻だろうが、
とにかく撮影会は決行されます。
こんな事でもないと雨の日にスナップ写真を撮影する気力など絶対に湧かないのと、
35mmモノクロフィルムと雨天の相性がいいこともあって、
"雨の中の撮影会"が個人的には気に入っています。
今期最初の撮影会はそんな大好きな、雨の中での撮影会となりました。
まず御茶ノ水駅に集合して、記念撮影の後に自分の好きな場所へと向かって行きます。
リサーチ不足で、どちらに向かえば湯島なのか判らなかったので、
とりあえず顔見知りの部員さんの後を何となくついていきます。
厳密に言えば湯島ではないのでしょうが、聖橋の上から準備運動がてら、
おなじみの景色を撮影しました。
雨にかすむ秋葉原、中央線と交差する丸ノ内線。小学生の頃から殆ど変わらない景色です。
橋を渡って湯島聖堂の中へ。
街の喧噪とはうって変わって、厳粛な雰囲気が漂います。
入ったのとは反対の出口から出て、昌平坂を登り神田明神へと向かいます。
神田明神はとても近代的な神社なのですね。
ここまでは"観光"の名にふさわしく名所史跡を訪ね歩いてきましたが、
ここから先は地図も持たずに無目的に雨の中を彷徨うことになります。
今となっては、どこをどう歩いたのか、まったく記憶にありません。
開始から2時間ほどで、集合場所になっている湯島天神の近くまで来てしまいました。
仕方がないので喫茶店を探していると、前から部員の小森さんが電話しながら
向かってくるのが見えます。
話を聞くと、菅原さんに誘われて、本郷の東大のあたりに行くと言うので、
タクシーを拾って一緒に向かうことにしました。
目的は東大の近くにある"本郷館"という昔ながらの下宿です。
本郷館 (以下WIKIPEDIAより)
1905年に建築された木造3階建ての建築物で、部屋数は70室前後。全体はL字型となっている。木造建築物としてはかなり大規模なもの。関東大震災や東京大空襲で東京の古建築が壊滅的な打撃を受けた中で、現代まで生き残っている。 所在地は東大正門より200メートルほどの場所である。この付近にはかつて学生相手の「賄いつき」、「共同炊事場」の下宿屋が数多く存在していたが、長年にわたって現役の下宿屋として使われてきた本郷館は、その名残を伝えるものとして、地域のシンボル的な存在になっている。(引用終わり)
皆さん、この建物ご存じでしたか?
木造で、かなり大きい3階建ての建物なので、ものすごい迫力です。
保存を求める運動もあったようですが、6月末には最後まで住んでいた方も退去され、
8月から取り壊しが始まるようです。
そして今回、栄えある部長賞をいただいたのがこの写真。
明かりがついていたので、おそらく最後まで住まわれていた方の
部屋ではないかと思われます。
このレポートが掲載される頃には、建物が完全に取り壊されて、
更地になっているかもしれないと思うと、こうした写真が撮影できたことにも
何か縁を感じます。しかも雨の中で。
以上が湯島撮影会のレポートでした。最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それにしても、やっぱり雨はいいですね。
映画の中の雨のシーンも大好きです。
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