どうも。部員番号09060の荻野です。
今回は迷いました。
迷いませんでしたか?街へ行こうか。公園に行こうか。
何しろこの街は楽しい。
洗練されたおしゃれな店もあれば、戦後のどさくさで居座った(←母校の日本史の先生いわく)ハーモニカ横丁も魅力的。
メンチカツなど買い食いしたいものがたくさん。
一方、公園も楽しい。
緑あふれた木々に大きな池。昔ながらのスワンボートが並び、茶店が誘います。
ちょっと足を伸ばせば、動物園。その先にはジブリ美術館も。
「青春時代を過ごした場所」という菅原部長の思い出には遠く及ばないにせよ、私も高校時代、何度か仲間と遊んだ場所。街も公園も、どちらにも惹かれる思いがあります。
部長は、青春の思い出と、完成ほやほやの素敵な写真集を披露。心もほやほや。
結局選んだのは公園でした。実際には公園派が多かったのでしょうか。
私はといいますと・・・池の東側を半周ぐるりと回りました。
撮ったのは、遊具で遊ぶ女の子や、スワンを漕ぐカップルを入れ込んだ紅葉などなど。
特に力が入ったのが、大きな幹の前に、蜘蛛の糸か何かでぶらさがっていた一枚の葉っぱ。
この面白さを伝えようと夢中になって、サイズを変えながら何枚も撮りました。
そこで、出会ったのが部員の鈴木君。
「何を撮っていたんですか?」。
さわやかな笑顔。
聞かれるとなぜか恥ずかしい。
「いやー、あのね・・・」。
その後は、幹のまわりで輝くツタの葉や、水面に映りこんだ木々、「101匹わんちゃん」に出てきそうな白黒まだらのスマートな犬などを撮りました。
木々に囲まれ、ひとりバイオリンを演奏する人もいました。いい雰囲気。
近づくと、さりげなく曲目は「となりのトトロ」に。
「うわー」。息子は大喜び。
気が利いています。
こういう文化ちっくな感じはさすが武蔵野、吉祥寺です。
バイオリンを弾く女性
12時前。集合場所に三々五々姿を見せ始めた部員たち。
それなりに歩いて疲れもちょっとあるこのまったり感がいい。
スローな雑談が楽しい。
こうした合間に、何の気なしに見上げて撮ったのが、部長賞をいただいた写真です。
本当にありがとうございます。
複数の葉っぱが光を浴びていてきれいでした。
無欲で撮った写真が選ばれる。ここが撮影会の楽しいところ。意外でうれしい点です。
みんなはその後、宴会へ。
宴会の最中も・・・つい撮影、ですね
私は、翌週の「都庁展示会の打ち上げ」に絶対参加したいという思いもあり、
今回は家族サービスを優先しました。
入ったのは懐かしい、焼き鳥屋の「いせや」。
暗めの店内。細長いテーブルの両側に大勢の客。大瓶のビールに、名物のしゅうまい。煤けたポスター。
公園に面した大きくて古いガラス窓から射し込む光は、焼き鳥の煙の効果もあって、いい雰囲気に。昭和の記憶が残るこの場所で、過去と現在が交錯していました。
「いやー、たまらん」。
カメラを持って歩くだけで、いつもとは違う光景を感じられる。
青春時代に味わったのとは違う 吉祥寺、再発見の旅でした。
歩いて楽しい、食べて楽しい、吉祥寺。
次回は「街」へ繰り出すかなあ。