2007年12月1日 土曜日 曇り
第13回 東京観光写真倶楽部撮影会 六義園編
こんにちは。東京観光写真倶楽部のお手伝いをさせていただいている、部長の助手の谷口です。
去る12月1日に六義園で行われた東京観光写真倶楽部の撮影会のレポートを担当することになりました。
東京観光写真倶楽部の撮影会と言えば・・・雨。
と最近定説のようになってきているようですが、今回は、降りませんでした!これだけでもうめでたい!
しかも途中で雲の合間からお日様がちらりちらりと顔を出したりして、かなりお天気に恵まれた撮影会になりました。
いつものように六義園前に9時に集合。
「お天気大丈夫でしたねー」と語らいながらカメラを首からぶら下げた皆さんが三々五々集まりはじめました。
今回の参加者は21名。
ところが・・・道路が渋滞していたため、若干遅れ気味で部長は到着。
9時を20分ぐらい過ぎたくらいに、撮影会スタート!
六義園は小石川後楽園とともに江戸の二大庭園と言われる庭園で、元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられた駒込の地に、柳沢吉保自ら設計、指揮し、平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造り上げたそうです。
なんとこの六義園の広大な庭園には7年もの月日と労力が費やされているのです。
「最近はビルでもなんでもあっという間に建ってしまう時代。今日はこのゆっくり造り上げられた庭のすばらしさ、時間の流れみたいなものをじっくりと感じながら撮影してみてください」と部長。
そして、今回のテーマは「紅葉」。
「紅葉は逆光がいいですよ!」と紅葉のベテランの部長からありがたいヒントもいただきました。
入場券を買っていざ出発。
朝のうちは、入場者数も少なくしっとりとした庭園のおいしい空気を噛みしめながら「ああ、日本庭園っていいなー」と静かなひとときを満喫しながら歩くことができました。
いろいろな種類の赤や黄色を身に纏った年季の入った木々やその奥に建てられたお茶室などを見ながら写真を撮っているとなんだか現代にいることを忘れてしまいそうな気分。
大都会東京のど真ん中にこんなところがあるなんて、なかなかやるな!とこの空間を満喫していたところ・・・
時が経ち、ふと気がつくとぞろぞろと行列のように歩く人たちがいっぱい!11時くらいになってくるとさすがに紅葉真っ盛りの週末ということで、庭園内は人、人、人。紅葉より人の頭のほうが多いくらいの人ごみ庭園と化してしまったのでした。
行動範囲が庭園内と限られているということもあり、度々他の部員さんとも遭遇。
六義園が紅葉狩りのお客さんで満員御礼、飽和状態に近くなった頃、我々東京観光写真倶楽部の撮影会は終了。
そして、昼食会へ。
今回の昼食会は六義園のすぐお隣、東京やきとり亭さん。
「東京」という名前を掲げつつ、お店の売りは「名古屋コーチン」というついついつっこみたくなるようなお店でしたが、おいしい鳥料理に最後は名古屋コーチンの卵かけご飯まで付いて、皆さんご満足の様子でした。
お店のご主人のご厚意でデザートまでいただき、至福の状態で昼食会も終了。
2007年最後の撮影会は無事に終了。
皆さんお疲れさまでした。
今回の「紅葉@六義園」如何だったでしょうか?
皆さんの写真を拝見していて、それぞれが同じ空間で同じものを撮っていても人それぞれの光の感じ方、雰囲気のとらえ方、色の感じなどまさに十人十色。表現の仕方は様々で、改めて写真はおもしろいなと実感しました。
余談ですが、
「紅葉もモノクロで撮ればただの森」(笑)
これは事務局某氏の友人が冗談で言っていたことなのですが、実際ズキンと胸に刺さるお言葉。
そんな筆者のカメラにはしっかりモノクロフィルムが詰まっていて、ただの森にはならないように頑張ったつもりなのですが・・・ 来年はもっと精進します。
みなさん、ありがとうございました。そして来年もよろしくお願いします。
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